レコーディングにはDAWソフト「だけ」必要
・無料で入手可能なものでOKです。
パソコンでレコーディングをするためのソフトウェアとしては、とりあえず「DAW(デジタルオーディオワークステーション)」と呼ばれる、音声編集のソフトウェアのみが必要です。「DAW」と書いて「ダウ」という人が多いです。
このDAWですが、いろいろなメーカーがリリースしていまして、そしてどの製品にも入門版からプロ仕様版まで、いくつかのバージョンがあります。
今回の目的は「ボーカルを録音して最低限の編集をする」ことですので、その用途に絞れば、入門版でOKです。
入門版の多くは無料、もしくは、オーディオインターフェースを購入すると付属してきますので、それらで全く問題ありません。
あえて言えば、DAW選びは、「付属していたから」よりも、「使いやすさ」や「ユーザーの多さ(重要)」で選ぶのがよいでしょう。人気の製品は、それだけ使用にまつわる情報が多いので困ったときにも安心です。
「使いやすさ」で選ぶ、とはいえ、無料版を全て試すのも手間ですよね……結局のところ、どのDAWを選んだとしても、できることに差はほとんどありませんので、安心してお好きな基準で選んでいただいて大丈夫だと思います。
また、これは打ち込みで楽曲を制作する際の話になりますが、DAWによって得意なジャンルがある場合もあります。そのため、自分が目指しているクリエイターの使っているDAWを参考にするのも大事かもしれません。
ぼく個人としては、はじめてのDAWはDigital Performerでしたが、これは敬愛するミュージシャン・細野晴臣氏が使っていたから、というだけの理由です。そんな感じで良いと思います。
ここでは、代表的なもの3つをおすすめとしてご紹介します。
Studio One Prime ― PreSonus製の人気DAWの無料版(後の記事中の実演動画で使用しています)
Cubase AI ― 国内ユーザー数が最も多いっぽい(筆者体感)の無料版。Steinberg製オーディオインターフェースを購入すると付属しているライセンスによって無料で利用できる
ProToolsFirst ― 業界標準DAWの無料版。
機材、それからパソコンの中身、ときたところで、次回はDTMや宅録のためのお部屋についてのお話です。
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