小編成は奥行きがキモなので

小編成は奥行きがキモなので

来る4月25日(金)、あ、明日ですね、に、方向性とかジャンル感とかがカオスなジャムバンド:健全男児(たけ@鍵盤無双Pマイリスト)が初ライブです。

そのPRのひとつとして、ピアノのたけさんのボカロ曲:『ソファー』を、お迎えするボーカリスト:シトさん(ニコ動マイリスト)とトランペットのMan_booさん(ニコ動マイリスト)がカバーされたものを、ドラムのぼくがミックスしました。こちらです;


 

今日はそのミックス作業をレポートしてみます。解説用作業画面がこちら;

mix140423

いろいろお話しようと番号をふってみましたが長くなりそうでしたので、とくにこの作品でキモとなっていると思う2点だけ解説します。

 

【4. シンプルな歌モノで映えまくるOverloud BREVERB】

いきなり4かよ。楽器構成がシンプルなだけに、ボーカルへのリバーブが大事になってきますが、普段からほぼ迷わず使っているのがこのOverloud BREVERBのプレート設定です。キレイですよねー。プリセットでプレートを選んだ後、「4.」のリバーブタイムを曲に合わせて調整するだけ、という簡単な作業で、いい感じのボーカルになります。現行製品はバージョン2みたいですね。バージョン1のこのオレンジのルックスが大好きです。

しかもこのBREVERB、どうやら新しいSonarでは標準搭載らしいですね!すげぇ。

 

【5. 奥行きの変化が一目瞭然!Waves V-COMP】

表情豊かなボーカルにいい感じで絡みまくっていくトランペットとピアノ。アコースティックな編成ですから定位よりも奥行きだ、と考え、トランペットにはWaves V-COMPを使いました。ピアノはいただいたオケ(写真中の「BT」というトラック)に含まれていましたのでオケ全体で調整しまして、ボーカルは定番のC1二段がけ(またいつかお話します)で埋もれないように。そしてトランペットはV-COMPでお手軽に位置決めです。

メーターを見ながらINPUTでかかり具合を調整した後、「5.」のRATIOをカチャカチャやりますと、なんということでしょう、明らかに距離感が変わります。V-COMPはロック系向き、という下馬評が多いみたいですが、個人的にはジャンル関係なく、サブ的メインなパートの位置調整に重宝します。

 

アコースティック編成だからかダイナミクスの幅がすごかったのですが、この奥行き調整がわりと上手くいったために歌が小さいところでも埋もれずにすんだと思います。ボリュームのオートメーションもほとんど書いていません。

……結局のところ一番がんばったのはBREVERBちゃんですね♪これからも愛用します。

 

木曜a.k.a.まえのめり@48kHz


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