公演中のミュージカル「VOICE」の劇伴音楽を制作しました。
オリジナル14曲の作編曲と、そのうち数曲の作詞(ずいぶん久しぶりな気がします)を担当しています。
この演目は4人の韓国のアーティストが2名ずつメインキャストを務めるものなのですが、稽古中から彼らの「熱さ」に感激しっぱなしでした。彼らにとっては外国語での演技と歌なのだ、ということをすっかり忘れてしまいます……。
演目では生演奏プラス同期音源でお送りしておりますが、バンドメンバーやキャストへのデモとして、早い段階である程度の完成度の音源が必要だったため、制作中は常に時間に追われていたような印象でした。
劇中に主人公がハーモニカを演奏するシーンがあるのですが、そのハーモニカのメロディが劇中メイン曲のひとつ「Good Bye」になっている、という演出ありきの設定が当初から決まっていました。
そこで(まともにハーモニカを演奏したことはほぼありませんでしたが)、まずハーモニカを購入して自主練習しまして、「すぐに演奏できてかついい感じのメロディ」というのを随分と模索しました。
結果、シンプルなメロディではあるのですが、キャストの熱唱のおかげもあり、演目中盤の見せ場を飾るにふさわしい楽曲になったと思います。
このミュージカルでは、必然的に韓国からのメインキャスト2人が歌うシーンが多いのですが、演技はもちろんですが、その歌が本当に素晴らしいです。日本のシンガーに足りないものをまざまざと見せつけてくれます。
演劇好きの方々はもちろんですが、シンガーの方々に多く観ていただきたい演目です。
ミュージカル「VOICE」は7月7日(土)までです。よろしくお願いします!